建物の維持において大切なシーリング防水について知っておきたい6つのポイント

建物の構造において有効に設置された目地と言われる部材同士の隙間からの水の侵入を防ぐ働きをしているシーリング防水材。そのシーリング材に求められる基本な性能は、長期の動きに耐えられる耐久性、下地の動きについていける接着性が挙げられます。しかしそのシーリング性能を最大限に活かす為に、下地条件に適したシーリング材の選定が大切になります。

タイミングの良い効率的な外壁のシーリング工事を行う事で、トータル経費の削減につながります。ここでシーリング防水において大切な6つのポイントを押さえメンテナンス工事に役立てましょう。

1.建物の維持に欠かせない外壁のシーリング防水工事

一般の住宅、ビルや高層マンションなどどの建物に共通している点は、時間の経過に比例して建物が劣化進行するという事です。その建物の劣化を防ぐのに有効なメンテナンス防水を行う上で、外壁のシーリング工事が重要になります。

さらに建物外壁の種類によっては塗装をするのではなく、部材同士からの水の侵入を防いでいるシーリングを定期的に行う事で建物の寿命を延ばす事につながります。

2.外壁の壁面において漏水を防いでいるシーリング材の種類について

建物の外壁材同士の隙間や、サッシュ廻りと躯体部材との隙間などの目地と呼ばれるあらゆる隙間をシーリング材にて防水がなされています。目地は部材同士がぶつかり合って互いに破損しないために必要です。

また建物の部材は、夏冬の温度差や湿気の影響により伸び縮みを繰り返しています。その伸び縮みに対応しながらも、水の侵入を防いでいるのがシーリング材です。しかしそのシーリング材も用途に応じて使い分ける必要があるので見ていきましょう。

2-1.シリコン系シーリング材

洗面台の廻りのシーリングや、ガラス廻りのシーリングなど身近な生活の中にシリコン系シーリング材は使われています。しかし下地に対する追従性があまり期待できないので外部の目地には適していません。


おすすめのケース


ガラス類への接着性が良い特性があるので。建物のガラス周りの他、防カビタイプもあるので、湿気の多い浴室などの室内のシーリンングとして使用されています。

2-2.変成シリコン系シーリング材

数あるシーリング材の中でも、耐候性、耐久性やガラス以外の材料への接着性に優れバランスの良いシーリング材で、変性シリコン系シーリング材の上に塗装を被せる事も可能で多くの外壁目地で使用されています。


おすすめのケース


モルタルや金属にも接着性が良いので、コンクリートの目地からタイル仕上げの目地まで幅広く色々な下地条件に対応が可能なシーリング材です。また変性シリコン系シーリング材の上に塗料を乗せることも可能なので、外壁塗装面にも適しています。

2-3.ウレタン系シーリング材

ウレタン系シーリング材は弾力性があり下地の動きに追従でき、シーリング材硬化後は多くの塗装以外にも多くの仕上げ材を施工することが出来ます。その反面太陽の紫外線に弱いので仕上げ材の塗装などをしっかりと行う必要が有ります。


おすすめのケース


露出した状態だと耐候性に劣るので、外壁塗装のメンテナンスの際に施工することで、しっかりとウレタン系シーリング材の保護がおこなえるので、防水塗装の際に同時に行うこと良いシーリング工事です。

2-4.アクリル系シーリング材

シーリング材の中では珍しく湿潤面でも接着性があり、多くの仕上げ塗料に多対応が可能です、しかし水性タイプのシーリング材の為低温での使用の注意が必要で、また硬化までの時間を要し、その硬化時には雨による流失の問題があります。


おすすめのケース


ACL壁の目地に使用されることが多く、建物がALCであればおすすめですが、それ以外の材料には向かず使用範囲が限定的なシーリング材です。


3.外壁のシーリング防水の目的

他国に比べ島国特有の自然災害の発生が多く、地震時の揺れや、台風時の強風による極端な圧力がかかりやすい建物の外壁において、その外壁にかかる動きに追従しながら水密性を保つ目地シーリング防水が必要になります。

さらに施工後すぐに漏水が発生しないようにシーリング材には耐久性が求められます。そのシーリングを行う目的とは何でしょうか。

3-1.外壁からの雨漏りを防ぐシーリング材の意味

外壁において現在多くの建物で使用されている弾性シーリング防水は、高度成長が進む日本で行われた前回の東京オリンピック開催の1964年ごろから国内においても普及が進みました。

シーリングとは、シールつまり密閉するという意味を持つ言葉で、建物の目地において水密性や気密性を持ちながら雨漏れを防げる材料を総称してシーリング防水と呼んでいます。

3-2.外壁シーリングメンテナスによるデザイン性の回復

外壁の目地には、部材同士のブツかりを防ぐだけの目的のみでなく、周囲への印象を与える目地の割付による視覚的なデザインがなされております。その目地シーリングが経年で汚れた状態から、新しくする事で見た目がよくなり、もともと持っていたデザイン性がよみがえります。

この効果は、塗装がなされている建物よりも、タイルなどで外壁がなされている目地シーリングが露出したデザインの建物において、特にその効果を感じることができます。

4.外壁のシーリング防水のメリット・デメリット

定期的に外壁のシーリング工事を行う事で建物の保護につながる目地シーリング防水のメリット。デメリットとはなんでしょうか。ここで比較を行い効率的な防水工事を行いましょう。



メリット


・一般建物ではシーリング表面に劣化がある場合、すぐに対応する事で雨漏りを防げる。
・防水塗装などの外壁メンテナンスと同時に行う事で、足場仮設の費用が1度ですみその分コスト削減になる。
・定期的な点検や、メンテナンス工事を行う事で健全な建物の維持につながる。

デメリット


・永久的に防水性能を発揮するわけではないので、定期的な補修が必要になる。
・シーリングの種類によっては、塗装が必要になる。
・劣化がひどく既存のシーリングを全面やり直しが必要となった場合に、それなりの工事期間が必要になる。
・施工にあたっては、シーリング性能を発揮させる水密性や気密性の防水機能を確保した仕上げの技術が要求されるので、腕の良い業者にお願いする必要がある。


5.外壁のシーリング防水の耐用年数

夏には厳しい紫外線下におかれ、年間を通して雨や風の当たる外壁の目地シーリング材の耐用年数は3~5年と言われ、永久的に防水機能を発揮する物では無く、目安として10年に1度は全部のシーリングの打ち直しが必要になります。


6.外壁のシーリング防水のまとめ

建物の維持のためのメンテナンス工事の中で、室内への漏水を防いでいる観点からシーリング工事はとても重要です。しかしシーリング工事だけを実施する場合でも足場をかける費用が必要になり、その分の足場仮設費用が発生します。しかし屋上の防水や外壁の防水塗装工事などの足場が必要となる工事を同時に行う事で、足場にかかる費用が一度ですみメンテナンスにかかる費用の低下になります。

今のシーリングがボロボロになってしまっている箇所がある場合や、他の防水工事と同時にシーリング工事をご検討中の場合には防水コネクトまでお問い合わせください。また一箇所だけの補修や無料点検をさせていだきます。

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