ベランダ・バルコニーシート防水において、工事前に知っておきたい大切な5つのポイント

屋上の防水改修工事において、広く使用されているシート防水工事は、ベランダ・バルコニーにも使用されていいます。そのベランダ・バルコニーにおけるシート防水工事の注意点を抑える事で、シート防水工事を計画する際にとても役立ちます。

ここでベランダ・バルコニーでのシート防水で、事前に知っておくと役に立つ5つのポイントを押さえて、シート防水の特徴を理解し防水工事を検討しましょう。

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1.そもそもベランダ・バルコニーで使用されているシート防水って何?

1960年頃から海外製シート材の輸入が始まりました。他国に比べ地震の発生が多く、梅雨や台風時期には雨が多く降り、そして年間を通じて温度の変化がある我が国においてシート防水はそのような気象条件にも対応可能な材料であることから普及が進みました。

1-1.ゴムシート防水

ゴムシート防水は、ゴムの持つ伸縮性を活かして耐久性を向上させた合成ゴムで、加硫ゴム系と非加硫ゴム系に分類されます。

前者は防水材として機能を果たすように天然や合成ゴムに、外から加えられる力に耐えられるように強度補強材を加え、加硫を行った加硫ゴム系シートです。この加硫の技術は耐老化性も有り車のタイヤ製造にも欠かす事が出来ません。一方の非加硫ゴムシートは、適度な柔らかさを持つブチルゴムに、防水材としての耐久性と気候の変化にも対応できるように補強材を加えたシート防水です。

広い面積のベランダやバルコニーであれば、ウレタン防水と比べると施工面積が大きくなるに従って工事費が安くなるので、シートの張りやすい条件であればコストパフォーマンスの良いシート防水がオススメです。

1-2.塩化ビニールシート防水

ベランダ・バルコニーでも使用されている塩化ビニールシート防水は、太陽の熱や紫外線に耐えられるように、塩化ビニール樹脂に安定剤を加えた防水材料です。均質な一枚の単層シートと、積層させた複層シートが有ります。

色のレパトリーも多く、耐候性をより向上された製品も有り、目的に応じてシートを選定する必要があります。ただしシート状の防水材なので、凸凹の多いベランダや、複雑な形をしたバルコニーには施工が難しい事が有ります。

2.ベランダ・バルコニーにおけるシート防水の工法

防水用ではなかったシートの端部を熱した所一部が溶けてシート同士がくっつき防水性が発見され、1965年頃から国内で防水材防水への応用が始まりました。シート防水は、現場にロール状で搬入された合成ゴム系シートや塩化ビニールシートを固定して設置していきます。

そのシートの固定方法には大きく分けて接着材でシートの貼り付けを行う接着工法と、シートを事前に現場にて設置した円盤型の金具に機械にて固定を行う機械固定工法があります。以下で2つの固定方法をより詳しく見ていきましょう。

2-1.ベランダ・バルコニーにおけるシート防水の密着工法

防水性のある1枚のシート材料を接着していく工法です。はじめに下地にプライマーと言われるシート防水用の下地処理材を塗り、その材料の乾燥状態を確認します。その後シート材料を下地に接着剤を塗りローラーを転がしながらしっかりと接着をさせ固定させます。


特徴


ベランダ・バルコニーにおけるシート防水接着工法には、利用目的により下地材とシート防水との間に断熱材を設置する断熱工法や、露出工法などがあります。

ベランダ・バルコニーにおいては、シート材の端部に直接水が当たらないように水切りを設置したり、笠木内で端末を設置したりすることで端部劣化の防止につながり防水の持ちが良くなります。


どんな時に使う工法なのか


屋上などの強い風が予想される箇所においても耐風圧性に優れています。ですがシート防水は防水層としては薄いため、損傷を受けやすく歩行を想定したベランダ・バルコニーには向いていない工法です。また下地の影響を防水シート材が直接的に受けてしまうので、劣化が進んで下地補修がしきれない条件が悪い場合には、この接着工法は向いておらず、機械固定工法の方がおすすめです。

2-2.ベランダ・バルコニーにおけるシート防水の機械固定工法

はじめに下地からの突起物によるシート破損が起きないようにしっかりと処理を行います。その後ベランダ・バルコニーにおける立ち上がり部の入隅や平場に塩ビ鋼板や丸型の鋼板を設置して行きます。そこに専用の機械でプラグやビスで防水シートを部分的に固定していく工法です。

パラペットや、壁と床とが接合している入隅部分にも金具を設置しシート材の固定を行っていきますが、狭いベランダ・バルコニーにおいては、その金具の設置とシート材との固定が難しく、しかし防水性能上とても大切な場所なので、しっかりとした施工を行わないとその箇所からの漏水につながります。


特徴


機械固定方法は、防水シートをディスク型の金具などに部分的に固定していく為、下地の影響を防水シートが直接的に受けにくいですが、その反面部分的な固定に頼るため、風の影響を受けやすいのが特徴です。

しかし下地処理にかかる労力が最低限で済むので下地条件の悪い場合においても工事期間を短くする事が可能な防水工法です。


どんな時に使う工法なのか


下地処理にかかる費用も安く抑える事ができコストパフォーマンスの良い改修工事に適した方法です。

しかし部分的な固定なために風圧の影響を受けやすく、工事前に建築高さや想定される風に対応して有効な設置金具の数の決定が必要で、特に狭いベランダ、バルコニーにおいては端部の固定をしっかりと行う事で防水の持ちが良くなるので、施工実績が豊富な業者に依頼する必要があります。


3.ベランダ・バルコニーにおけるシート防水のメリット・デメリット

広い面積の施工にはコストパフォーマンスの良い防水工事が可能で広く使用させているシート防水は、ベランダ・バルコニーにおける防水工事においても有効なのでしょうか。以下のメリット・デメリットを比較して、ベランダ・バルコニーにおけるシート防水の検討を行いましょう。



メリット


・その他の防水などと比較すると施工面積が大きくなるに従って工事費が安くなるので、下地条件に合えば広い面積の陸屋根の場合にはコストパフォーマンスの良い
・あらかじめ工場で作られてから出荷されるシート材は品質が確保されているので信頼性の高い防水層が出来る。
・機械固定工法では、下地の影響を受けにくく下地処理にかかる費用が安く抑えられ分工事全体の費用が安くなる。
・工法によっては、多く生産されている材料を使用するので、信頼性の高い防水が経済的な値段で施工できる。
・今までの防水がシート防水であれば、シート防水で改修工事をすることで費用が安く抑えられる。



デメリット


・シート状の防水材なので、エアコンなどの室外機が設置してあるベランダや、複雑な形をしたバルコニーではシートの設置が難しく、ウレタン防水などの工法で対応せざるを負えません。
・ベランダ・バルコニーにおいては端末部のシート防水施工が防水の性能に直結するので施工実績のある業者に依頼する必要がある。
・機械固定工法は、風圧の影響を受けやすく、工事前に建築高さや想定される風に対応して有効な設置金具の数の決定が製品の完成度に直結するので優良な業者に依頼する必要がある。
・施工中に振動音などの騒音が発生するので、近隣への対策が必要。
・密着工法においては、下地やローラー転圧の確認が必要で狭いベランダやベルコニーでもしっかりとした施工の出来る防水業者を見つける事が大切になる。
・シートの重なり部分の処理が防水機能に直結するので信頼のできる防水業者を選ぶ必要性がある。


4.ベランダ・バルコニーシート防水の耐用年数は13年!

ベランダ・バルコニーにおけるシート防水の耐用年数は13年です。ウレタン防水よりも持ちが良く条件によっては他の防水工法よりもコストも安く抑えられます。しかし面積の小さいベランダや、シートで施工が難しいバルコニーではその恩恵を受かることができないので、事前に条件を確認しコストパフォイーマンスの良い防水工法を選定する必要があります。



5.ベランダ・バルコニーにおけるシート防水のまとめ

今までベランダやバルコニーでシート防水が施工されているようであれば、改修工事においてもシート防水で業者さんに依頼する事が可能です。また室外機などの設備が少なく複雑な形をしていない場合にはシート防水はコストパフォーマンスが良い工法なので事前に確認を行いましょう。

新築時に施工された防水の種類がわからない場合でも、価格を重視して防水工事を検討しているようであれば数社から相見積もりを取り比較して検討するもの良い方法です。防水コネクトでは数社を比較して価格の検討ができるので、まずはシート防水に適したベランダ・バルコニーかどうかなどの不明な点をお問い合わせ、必要に応じて見積書の依頼や工事の検討事項を相談してみましょう。

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