分かりにくいアスファルト防水を簡単に5項目で解説

屋上で使用されているアスファルト防水は、今日では様々な材質で施工されるように成った屋上防水材の中でも、一番古くから建物への水の侵入を防ぐために信頼性の高い防水として使われてきました。

その長い歴史の中で、漏水対策の経験が積み重ねられ様々な条件に対応出来るようなりました。そのためアスファルト防水工法の種類は多くどんな屋上に適しているかを知る事が難しいと思います。

ここで屋上におけるアスファルト防水にはどんな工法があって、どのような下地に適しているのかを整理してご説明します。数多いアスファルト防水工法の基本知識を入れて防水工事の検討に役立てましょう。

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1.屋上防水の中でも一番古くから使用され信頼性の高いアスファルト防水

道路工事など広く利用されるアスファルトは、古くから接着性や防水性が認められてきました。また建築資材におけるアスファルトの年間出荷量は140万トンに達するとも言われ現在でも多く使用されています。

屋上で使用されるアスファルト防水は、現場で高温に熱したアスファルトを防水シートの貼り付けを行いながら塗って行き、高温のアスファルトが徐々に温度が下がる事で防水シートを接着しながら、防水層を形成していく工法です。

しかしそのアスファルト防水工法は熱工法、常温工法、トーチ工法などがありますので、ここで3つの工法について簡単にご説明し、次の防水工法で詳しく見て行きましょう。




熱工法


現場で熱した高温になったアスファルト用意いてアスファルトルーフィングを貼り重ねていく工法。



常温工法


熱工法の接着性や防水性の利点を活かしつつも火を使用しない常温の状態でも施工可能にした工法



トーチ工法


あらかじめ防水シート裏面に付いているアスファルトを大型のガスバーナーを使用して炙りながらをアスファルトルーフィング重ねていく工法。



1-1.屋上におけるアスファルト防水

アスファルトの塊を、現場に設置した溶融釜に入れて溶かし、高温で液体状に溶けたアスファルトを使用して、アスファルトルーフィングと言われる防水シートを貼り重ねアスファルトの持つ接着性と防水性を最大限に活かした防水です。

1-2.屋上における改質アスファルト防水

熱工法におけるアスファルト防水の持つ接着性や防水性の利点を活かしつつも、他の工法でも使用できるように改良されたアスファルルーフィングを下地に張り付ける工法です。その改質アスファルトルーフィングの貼り付けは、裏面をバーナーで熱する方法や、ルーフィング自体に粘着性を持たした工法などがあります。


2.屋上におけるアスファルト防水で押さえておきたい3つの工法

古くからその防水性能と接着性能から屋上で使用されてきたアスファルト防水は、様々な下地条件に対応するため、工法の開発も進みました。ここで屋上防水における大切な3つの防水工法を押さえておきましょう。

その前に3つの屋上におけるアスファルト防水工法をより詳しく知る為にも、ここで少し防水用語の言葉を説明しておきます。



アスファルト防水プライマーって何?なぜ必要なの?


プライマーはアスファルト防水材と下地材との接着を良くする働きをする材料です。これを塗らないと接着不良が発生しアスファルト防水の不具合の原因にもなります。



アスファルトルーフィングって何?液体なの?シートみたいな物なの?


アスファルトルーフィングは、繊維にアスファルトを染み込ませたシート状で、多くの場合幅が1mの材料。アスファルトで貼り重ねる事で防水層を形成し、そのシート同士の重ね部分をしっかりと行う必要があります。


2-1.熱工法(ねつこうほう)

屋上のアスファルト防水熱工法は、現場で熱し溶けた高温のアスファルト防水材を塗りながらアスファルトルーフィングと言われるシートを複数枚貼っていく工法です。


特徴


屋上で使用するアスファルト防水は、一般的に現場で熱した200〜270度の高温になった溶けたアスファルトで、アスファルトルーフィングを貼り付けていきます。その後アスファルトの温度が低下しながら硬化が進み最終的に防水層として機能します。


どんな時に使う工法なのか


屋上におけるアスファルト熱工法は密着工法と絶縁工法があります。密着工法はアスファルトルーフィングの下地に全面的に接着させる工法です。下地に大きなクラックが発生すような場合は、防水層が全面に付いるので、その下地に発生した大きなクラックなどの動きにアスファルトルーフィングも一緒になって破断してしまう可能性があるので比較的下地がしっかりとした場合に使われます。

いっぽう絶縁工法は、アスファルト防水層と下地の間に、部分的に穴が空いているシートを貼ることで部分的に接着させ絶縁させます。そうすることで下地にクラックなどの動きが発生した際に、絶縁したことによりその影響を受けないようにする工法です。下地となる素材に動きの発生が予想される場合に使用されます。

2-2.常温粘着工法(じょうおんねんちゃくこうほう)

屋上におけるアスファルト防水常温工法は、アスファルト防水熱工法の持つ接着性や防水性の利点を活かしつつも火を使用しないでも施工可能な工法です。アスファルトルーフィングなどを常温で使用可能なアスファルト系の接着材や特殊な溶剤を使って張り重ねていく工法です、


特徴


アスファルト熱工法とは、異なり施工時に火を使用しないので煙や、アスファルト臭の発生が少ないのが特徴です。


どんな時に使う工法なのか


アスファルト防水常温工法は、熱工法にようにアスファルトの塊を溶かす設備を設置する必要が無く、施工時に火を使用しないので煙や匂いの発生も少ないので、近隣の建物が近くアスファルトで改修工事が必要な場合でも施工することが可能です。また下地に保護材が施工せれていない露出アスファルト防水の上に施工されることが多い工法でもあります。

いっぽう絶縁工法は、アスファルト防水層と下地の間に、部分的に穴が空いているシートを貼ることで部分的に接着させ絶縁させます。そうすることで下地にクラックなどの動きが発生した際に、絶縁したことによりその影響を受けないようにする工法です。下地となる素材に動きの発生が予想される場合に使用されます。

2-3.トーチ工法(とーちこうほう)

屋上におけるアスファルト防水トーチ工法は、あらかじめ防水シート裏面に付いているアスファルトを大型のガスバーナーを使用して炙りながらそのアスファルトを溶かしアスファルトルーフィングを貼り重ねていく工法です。常温工法同様に熱工法の際に使用するアスファルトの塊を溶かす設備を設置する必要がありません。


特徴


現場にてトーチバーナーで熱しアスファルトルーフィングの同士の貼り付けも行うのでその施工にあったては接合不足にならないようにしっかりとアスファルトを溶かす必要があります。


どんな時に使う工法なのか


屋上におけるアスファルト防水トーチ工法による防水施工後は、防水を露出させる方法やアスファルトコンクリートで被せる等の仕上げ方法に対応が可能な工法です。


3.屋上でのアスファルト防水のメリット・デメリット

古くから屋上の防水工事で広く使用させているアスファルト防水は他の防水工法と何が違うのでしょうか。以下のメリット・デメリットを見て、アスファルト防水を検討しましょう。



メリット


・防水材の中で一番古くから使用され高い信頼度があり耐用年数が長い
・あらかじめ工場で作られてから出荷されるアスファルトルーフィングは所定の厚みが確保されているので信頼性の高い防水層が出来る
・常温工法では、アスファルトの信頼性を得ながらも火を使用しないで施工できる工法もある
・工法によっては、多く生産されている材料を使用するので、信頼性の高い防水が経済的な値段で施工できる



デメリット


・防水工法によっては、大がかりな設備の設置は必要になる
・熱工法におけるアスファルトの温度管理や、トーチ工法におけるアスファルトの溶け具合など施工時の管理が防水品質に直結するので優良な業者に依頼する必要がある
・アスファルト熱工法では、施工時に煙やアスファルト臭が発生するので住宅密集地においては事前の対策と近隣への配慮をしないとトラブルにつながることがある
・工法によって、各チェックポイントが異なり信頼のできる防水業者を選ぶ必要性がある


4. 屋上におけるアスファルト防水の対応年数は10年~15年

すでに屋上に施工されているアスファルト防水は年数の経過とともにアスファルトが待つ持つ防水性が低下し下地の動きに付いていけなくなるので、クラックなどが発生した際に、一緒に破断してしまうことも有り耐用年数は10年から15年です。

アスファルト防水層は水を常時溜めないことで負担の低下につながるので、アスファルト防水前に水の流れ配慮した勾配の良い下地調整を行い、水溜りの原因を作らない事もアスファルト防水を長持ちさせる秘訣です。



5.屋上におけるアスファルト防水のまとめ

屋上で古くから使用されているアスファルト防水、その防水性と接着性の良さから様々な建物で使用され色々な用途に適用した防水工法があり、現在では、常温で施工できる材料も普及し多くの業者が提案や施工を行っております。

ところが屋上のアスファルト防水は防水施工前の下地の乾燥状態の確認や勾配の調節、施工中のアスファルトの溶け具合などのチェック項目が多く、施工する防水業者により品質が大きく左右されるので、信頼の出来る優良な防水業者に工事を依頼する必要があります。

優良な業者数社を比較しながら選べる防水コネクトに、現在の防水の状況の確認や見積もりを依頼し、雨漏れの無い建物維持に関する疑問を相談してみましょう。

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