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ルーフドレンの劣化による雨漏り 原因と防水工事のポイント
ここではルーフドレンの詰まりによる雨漏りについて解説します。以下の５つのポイントのうち１つでも心当たりのある方は要チェックです！
チェックポイント
・ルーフドレンのことをあまり知らない ・陸屋根（平らな屋根）の雨漏りリスクについて知りたい ・ドレン周りに雑草が生えている ・防水業者に定期的にメンテナンスをしてもらっていない ・天井や壁に雨漏りの跡があるが、浸水箇所はわからない
雨漏りにつながるルーフドレンの劣化と防水工事のポイント目次
屋上排水口（ルーフドレン）の老朽化による雨漏りとその対策
ルーフドレンとは?
１．ルーフドレンの詰まりによる雨漏り
デザイナーズハウスやアパートに見られる平らな屋根の建物は、一般的な傾斜屋根と排水の構造が異なり、屋上で受けた雨をすべて受け止めて、ルーフドレンと呼ばれる排水口から除水します。
このドレンに少しでもトラブルがあると屋上にたまった大量の雨水が建物内部に侵入し、天井や壁を腐食させるなど甚大な被害をもたらします。そうならないためにも、ドレンの役割と雨漏りの原因をしっかりと把握し、適切な補修工事を実施しましょう。
２．ルーフドレンの役割
屋上の排水口には、飛来した落ち葉やゴミ、堆積した砂泥などが雨水とともに流れつきます。ルーフドレンは、これらが排水管に侵入することを防ぐために、ストレーナーと呼ばれる格子状・網状のカバーが取りつけられた屋上用の排水口です。
ドレンは形状や材質が異なる様々なタイプがあり、防水の工法や排水の形式、建物の構造によって使い分けられます。
３．なぜルーフドレンの詰まりが原因で雨漏りするのか
ルーフドレンのほとんどは鉄製鋳物です。そのため排水不良によりドレン周りに水がたまっていると錆びついて劣化が早まります。
ストレーナー・雨樋・防水受けの三つの部品が一体化したドレンは、劣化するとジョイント部分に隙間が出来てしまい、そこから浸水して雨漏りが発生してしまうのです。
４．防水工事のポイント
ルーフドレンの雨漏りは、屋上にたまった大量の雨水が建物内部に侵入するため、その被害はきわめて深刻です。ルーフドレンの補修工事としては、以下の３つが考えられます。
４-１．ドレンの取替
４-2．ドレンの部分的補修
４-３．ドレン周りのゴミの掃除とメンテナンス
５．ルーフドレンの劣化よる雨漏りのまとめ
注文住宅やマンションに見られる平らな屋根の建物は、その構造上、ルーフドレンからの雨漏りのリスクが高くなります。
大切なのはトラブルの早期発見ですが、雨漏りの原因となるドレンの錆は、一目ではなかなか気づくことができません。錆はドレンの内部にある防水受けのあたりによく発生するため、排水口を覆っているストレーナーをはずして点検する必要があります。
メンテナンスでも見落としがちなので、ドレンの内部が錆びていないかを一度業者に問い合わせてみるとよいでしょう。
