防水工事のせいで雨漏り?よくある5つのトラブルを解説防水工事のせいで雨漏り?よくある5つのトラブルを解説

防水工事は自然水から建物を守るためのものですが、その工事のせいで雨漏りなどのトラブルに巻き込まれてしまう本末転倒なケースがよくあります。 そこで今回は防水工事によくあるトラブルの実例をご紹介します。トラブルを未然に防ぐためのポイントやトラブルの解決策についても説明するので、ぜひ参考にしてみてくださ

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1.〈実例1〉ルーフドレンの排水不良による水たまり

きちんとメンテナンスをしてるのに…
マンション・アパートなどに多い平らな屋根。最近ではデザイナーハウスのような注文住宅でも見られます。勾配のある屋根に比べて排水不良のリスクが高いため、メンテナンスをしている人は多いですが、それでもトラブルに遭うことがあります。


屋上はいつも水浸し、雨漏りが心配

「屋上の雨水をそとに流すドレンのまわりに水がたまっている」とメンテナンス業者。ドレンをふさいでいたゴミは取り除いたので、もう心配ないという話だったが、半年後のメンテナンスでも「ゴミは取り除いたから水たまりはなくなります」とまた同じ対応…。半年のあいだずっと屋上が水浸しだったと思うと、雨がふるたびに雨漏りしないか不安になる。


原因


ドレンにはストレーナーとよばれる管内にゴミが入らないようにする格子状のカバーがついています。このストレーナーに平型タイプが使用されていると、ほかのタイプにくらべて管内にゴミが溜まりやすく、排水不良による水たまりが生じやすくなります。

対策


箱状に突きだしたタイプのストレーナーに取り替えることで、ゴミが管内につまりにくくなり、水たまりの発生を防ぐことができます。


2.〈実例2〉塗装の匂いが思ったよりキツくて近隣住人からクレーム

塗装につきまとうシンナーの独特な匂い
一般的に、塗料の多くは粘度が高いためそのまま塗ることはできません。シンナーを混ぜることで濃度が薄くなって塗りやすくなるのですが、あの鼻を刺す匂いが苦手な方は多いのではないでしょうか。


目に見えて体調が悪化、ご近所から苦情も


お風呂場の天井と壁の一部の塗装がはがれていたので塗り直してもらった。またバルコニー床にクラック(ひび割れ)が見つかったので、一週間後にウレタン塗布の防水工事をしてもらった。お風呂場のシンナーの匂いはまだ残っている。

そのせいで体調を崩していたとき、小さなお子さんのいるご近所の方から「塗装の匂いがヒドくて窓が開けられない」と苦情をいわれ、心身ともに参ってしまった。

原因


有機溶剤のシンナーは、吸引すると健康被害を引き起こします。急性の症状としては頭痛や吐き気など、ひどくなると自律神経の機能に支障をきたすこともあります。「塗装にシンナーはつきものだから仕方ない」と楽観することはできません。

対策


塗装の匂いはその表面が乾いて硬化するまでなくなりません。湿気の多いお風呂場は、換気をよくして塗料をできるだけ早く乾かすのがポイントです。また屋外塗装の場合は、ご近所の方に2、3日は匂いが残ることを事前に伝えておきましょう。

基本的には業者が挨拶回りのときに説明しますが、その内容に問題はないか事前に確認しておくことが大切です。もちろん業者と同行して迷惑をかけることをお詫びするのがベストです。


3.〈実例3〉プライマー塗布前の下地調整や補修が甘い為シートが剥がれる

シート防水は耐久性が高いといわれたのに…
シート防水とは、建物への自然水の侵入を防ぐ不透水性のシート(ルーフィングシート)を張りつけて防水層をつくる工法です。防水材を塗布するほかの工法よりも耐久性が高いといわれていますが、思わぬ落とし穴が…


強風にあおられ飛散した防水シート



ひどい台風の翌日、屋上の防水シートの破片が庭先に落ちていた。どこかの家のものが強風にあおられて飛散したと思っていたが、念のため点検してもらうとその破片は自宅のものであった。屋上のシートは派手にめくれていて、雨漏りのリスクがあるという。「10年はもちますよ」と業者にいわれたシート防水が、たったの2年でダメになるなんて…

原因


防水シートを張るときに屋上表面の下地に汚れが残っている場合、接着剤(プライマー)をきちんと塗布しても数日後にはシートが浮きあがることがあります。
下地と密着していないとシートは伸縮して変形してしまうため、耐久年数よりも早く破れ、その部分に風が吹き込むなどして大きく剥がされたものと考えられます。



対策


防水シートを張るまえにきちんと下地処理(清掃など)を行ってもらえるかどうか、見積もりのときに確認しておきましょう。見積もり金額が安いからといって、良い工事とは限らないので注意が必要です。
いないとシートは伸縮して変形してしまうため、耐久年数よりも早く破れ、その部分に風が吹き込むなどして大きく剥がされたものと考えられます。

4.〈実例4〉ウレタン防水で防水層の厚みが規定以下だった

一般的な施工法こそ注意が必要
ウレタン防水とは、液体のウレタンゴムを塗布して防水層をつくる工法です。比較的安価なうえに複雑な建物にも対応しやすいなどのメリットも多く、一般的な防水工法といえますが、実はトラブルも相次いでいます。




あっという間に作業が終了、その理由は手抜きでした



屋上からの雨漏りが見つかった。屋上といえば、2年前にウレタン防水の工事をしてもらったばかりである。「ほとんどみなさんウレタン防水ですよ」と業者にいわれて決めた工事。

継ぎ目のないキレイな仕上がりで安心していたが、まさか手抜き工事だったのだろうか。思えば、作業は聞いていたよりも早く終わった気もするが…。

原因


ウレタン防水の塗膜(防水層)の厚みは2mm以上などと各メーカーによって規定されています。この厚みにするには2~3回に分けて重ね塗りをしなければなりませんが、この工程を省くなどして規定の厚みに満たない場合、通常よりも早く劣化がすすみ塗料が割れて漏水することがあります。

対策


塗膜の厚みを測る膜厚計を使って、メーカーが規定している適切な膜厚を確保しているかを検査することができます。この検査結果をきちんと教えてくれるかどうか、見積もりのときに確認しておくとよいでしょう。

5.〈実例5〉シート防水のつなぎ目から漏水していた

施工後にきちんとチェックしていれば…
防水工事のトラブルのなかには施工の仕上がりを点検していれば防ぐことができるものもあります。シート防水は、長方形状の不透水性シートを重ねながら張りつけていくものですが、この「重なり」に要注意です。


>シートのつなぎ目の隙間から漏水



屋上から下階の物置内に漏水していた。屋上は5年前にシート防水の工事を行ってもらっていたが、漏水したところはシートのつなぎ目がぱっくりと剥がれていた。

施工した業者は経年劣化といっているが、ここだけ剥がれているのはどうも不自然だ。施工ミスがあったのではないか?

原因


シートの接合に不具合があったと考えられます。加硫ゴム系シートの場合、シートは接着剤を塗りつけたうえにシーリング材を重ねてさらに密着させます。このシーリング材を挿入していないとシートの接合部や端末部に隙間ができ、そこから雨水が屋内に流入することがあります。

対策


施工後にシートのつなぎ目に隙間がないか、自分の目でもチェックすることが大切です。とくにシートの端末部と接合部には接着不良が起こりやすいので念入りに点検しておきましょう。

6.防水工事のトラブルのまとめ

防水工事のトラブルは様々ですが、基本的には次の5つのポイントを守っていただければ大丈夫です。

まずはメンテナンスをしているからといって安心しすぎない(実例1)ことです。トラブルの早期発見はもちろん大切ですが、そのうえで適切な工事につなげる迅速な対応を心がけましょう。

工事にあたってはご近所にきちんと配慮する(実例2)ことを忘れてはいけません。そして何より信頼できる業者に施工を依頼することが大切です。

ポイントとしては見積もりの段階で工事のプロセスが適切かどうか(実例3)、工事の仕上がりの点検をしてもらえるか(実例4)を確認するとよいでしょう。最後に、工事の仕上がりが適切かどうか自分の目で確認(実例5)してください。

施工の注意点を知っていれば、万が一手抜き工事をされたとしても問題点を指摘して修正してもらい、トラブルを最小限に抑えることができます。

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