ベランダ・バルコニーでのシート防水工事の価格相場と各工程のポイント

梅雨の季節があり台風などの発生の多い我が国において建物を漏水から守る為にも防水工事がとても大切になります。国土交通省の統計によると全国の防水業者は年間、25,000以上に登り多くの会社が見積もり提案や施工を行っております。

適正な見積もり金額を知ってワンランク上の工事を依頼する為にもシート防水工事の全体像とポイントを把握する事はとても大切になります。

1.ベランダ・バルコニーでのシート防水工事の価格相場と各工程のポイント

極端に相場価格より安い工事見積価格は工程や材料費の削減を行った低品質の工事の可能性があります。適正な価格で防水業者に工事を依頼する為にも、事前にシート防水の工事の流れを知っておくことで非常に役に立ちます。またベランダ・バルコニーにおいては特殊な形状や複雑な工事でなければ一般的な相場価格内で依頼することが出来ます。シート防でメンテナンス工事を検討に際に、事前にベランダやバルコニーにエアコンの室外機や大型の物置などが設置してあるかどうかの確認が必要です。

何故なら移動出来ない設備が設置されている場合にはシート防水では施工が難しく大変になる事が多く、ウレタン防水をはじめ他の防水工法で施工を行う事で仕上げ面と確実な防水層の形成が可能になる事が少ないないからです。まずはベランダ・バルコニーの状況と防水の確認を行いましょう。





2.シート防水を適切に依頼する為にベランダ・バルコニーで大切な各工程のポイントと相場価格

既存のベランダ・バルコニーを確認した際に、防水端部に金物があり防水同士にシートの継ぎ目が見えるようであればシート防水の可能性があります。シート防水の価格・相場は同じシート素材であっても、製造メーカによって特徴が多少異なり施工価格が変わり、またメンテメンス工事においては下地の状況や設備の設置状況になっても価格が変動します。

シート張り付けに支障が無い直線的な形をしたベランダ・バルコニーでの一般的なシート防水の相場価格は1平米あたり3,000~5,500円です。しかしシート防水の中には合成系と塩化ビニール系のシートがあり同じ価格であっても施工方法が異なります。次の項目で各工法の工事の完了までの流れを詳しくみて行きましょう。



ベランダのシート防水相場
状況 広さ 相場
狭めのベランダ 2㎡ 6,000円 11,000円
普通サイズのベランダ 3㎡ 9,000円 16,500円
広いベランダ 4㎡ 12,000円 22,000円
かなり広いベランダ 5㎡ 15,000円 27,500円


バルコニーのシート防水相場
状況 広さ 相場
テーブル1つ分のバルコニー 4㎡ 12,000円 22,000円
テーブル2つ分のバルコニー 8㎡ 24,000円 44,000円
テーブル3つ分のバルコニー 12㎡ 36,000円 66,000円
テーブル4つ分のバルコニー 16㎡ 48,000円 88,000円

3. ベランダ・バルコニーにおけるシート防水の価格・相場

一般的にシート防水と言われる工法には、他のアスファルト防水材などと同じように幾つかの工法が存在します。ここで各工法の工事完了までの流れを確認して行きましょう。


3-1 各工法によるベランダ・バルコニーにおけるシート防水と工事完了までの流れ

主に約1m幅の塩化ビニール系の樹脂シートを下地面に全体的に貼り付けを行う工法を接着工法です。

塩化ビニールは室内の水回り施設である水道管にも使用されていますが、それに材料安定剤を加え弾力性を持たせたものが防水シート材になります。一般的にこのシート防水工法は保護になりも設けない露出工法になります。


1-1塩化ビニールシート防水の下地処理


シートの剥がれの原因である接着性能に低下にならないように下地のゴミを取りのぞいていきます。排水ドレンにきちんと雨水が流れるように勾配の確認もしておきます。


1-2ウレタン防水用プライマーの塗布(新規の防水塗料の接着をよくする材料)


下地の状態を確認後に接着材の役割になる専用プラマイーをムラの発生しないように塗布して行きます。


1-3塩化ビニールシート防水材の敷き込み


水の流れに逆らうとのちの防水性能の維持低下につながりますので、水の流れを考慮して塩化ビニールシートの敷き込みを行って行きます。


1-4塩化ビニールシート同士の接合部を熱や薬剤などで溶かして圧着させ、シーリング材で埋めて工事完成


塩化ビニールシート同士の重なり部分は熱風で溶かし互いを溶着させ、シート端部は不定形のシーリング材や専用金物でしっかりと固定と防水処理を行い工事は完了です。

3-2.機械的固定による塩化ビニール樹脂シート工法

防水になる下地の調節を大掛かりに行わなくても施工が可能なので下地処理費用が少なく抑えることが可能で、下地に発生する軽度な動きの影響を受けことがほとんどなくシート防水工法のメリットを生かせる工法です。


2-1機械的固定による塩化ビニール樹脂シート工法の下地処理


ゴミを取り除き必要であればモルタルで傷んだ部分の補修を行います。またドレンはシート専用や硬質塩化ビニール製の物を躯体に固定して行きます。


2-2下地絶縁用シートを器具で固定する


下地の処理を確認後、平面部分に下地絶縁用のシートを専用の器具を用いて固定して行きます。


2-3塩化ビニール樹脂シートの設置


シートの重なり不足が発生しないように塩化ビニール樹脂シートを設置して行きます。


2-4ディスクヒーターで塩化ビニール樹脂シートの張り付け


ディスクヒーターと呼ばれる専用の誘導加熱装置を使用してしっかりとシートが塩化ビニールディスクに接着するように張り付けていきます。


2-5塩化ビニール樹脂シート接合部や端部を溶着


塩化ビニール樹脂シート接合部や端部に溶剤を付け溶着させて行きます。


2-6溶着後シーリング材で隙間を埋めて工事完了


立ち上がり壁などに設置した塩化ビニール鋼板と躯体との間に隙間が発生しないようにシート端末を防水シーリング処理をして工事は完了です。

3-3.ベランダ・バルコニーにおける合成ゴム系シート防水工法

合成ゴムの持つ伸縮性と耐久性を生かした防水工法で、ゴム成分の持つ弾性により多少の下地の動きにも対応が可能です。


2-1下地の乾燥確認と処理


下地全面がしっかりと乾燥しているかの確認と清掃処理を行います。その際にドレンの固定状況の確認も忘れずにチェックします。


2-2下地チェック後にプライマーを塗布


合成ゴム系シート張り付け面の平滑度と勾配を確認後、基本的に水下側から貼り付けを開始します。


2-3成ゴム系シートの裏面と接地面になる下地に接着剤を塗布。但し機械的固定工法の場合は鋼板盤をビスで固定


合成ゴム系シートの重ね不足が生じないようにチェックを行い接着材の役割を果たすプライマーを塗布して行きます。のちの剥離にならないように接着剤を良く撹拌させます。


2-4張り付けたシート材をローラーなどでしっかりと転圧


接着材のオープンタイムを作業時の温度など作業環境に応じた適切な時間をとりローラーでしっかりと転圧を行います。


2-5合成ゴム系シート接合部や端末部分にシーリング材を設置


合成ゴム系シート接合部や端末部分にシーリング材を侵入させ水密処理を行います。


2-6専用の仕上げ用塗料を塗布して工事完了


各種メーカの合成ゴム系シートに適した材質の仕上げトップコートを塗って工事は完了です。

4.プラスのメリット望める塩化ビニールシート防水システムのご紹介

塩化ビニールシート防水の基本性能を持ちながらも各種試験をクリアーし安心の防水性能とプラス要素を付け加えた防水システムのご紹介です。



4-1ダイフレックスシーカプラン

長い歴史の中で得たフィードバックからノウハウの蓄積があり、世界中のあらゆる工事で採用されているシーカグループのシート防水システムは各種試験をクリアーした安心の防水材です。


4-2高耐久なハイブリッド工法

新築工事のみでなく各種メンテナンス工事への対応が可能で高耐久な塩化ビニールシート防水を可能にする防水システムは多くのメリットがあります。


5.ベランダ・バルコニーにおけるシート防水の価格・相場と工法・工程のまとめ

多くの防水業者がシート防水にて見積もり提案を行っておりますが、室外機やその他建設設備が設置してあるベランダ・バルコニーでのシート防水の施工は、約1m幅の防水シート材を貼り付けていくには作業スペースが狭く高い技術を必要とします。

またベランダ・バルコニーにおいては経年劣化などでシート自体がやぶけてしまうと、直接水が室内に侵入しまう漏水発生の可能性があります。そのような原因による室内の補修費が発生する前にシート防水層の劣化状況を確認しておきましょう。防水コネクトでは劣化によるシート防水の点検や定期点検も承っております。また数社を比較しながら優良業者による見積書の比較もできますのでお気軽にお問い合わせください。

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